SADAの心躍るブログ~ジャンクコーナーで差を付けろ~

いわゆるジャンクコーナーで拾ったカメラなんかを自由気ままに紹介するブログ。

CONTAX AX

CONTAX AX

今は昔、ジャンクコーナーの翁というふものありけり。

青箱に入りてジャンクカメラを買いつつ、夜な夜な並べては万個の事でニチャリけり。

去る日、その青箱の中に、もと光るカメラなむ一台ありける。あやしがりて寄りて見るに、CONTAXの文字光りたり。

値札を見れば樋口一人、野口四人ばかりなる、いとうつくしうて居たり。

 

というわけで始まりました、金取り物語もとい、ジャンクコーナーで差を付けろ!のコーナーです。

今回は、前々から機会があれば使ってみたいと思っていたカメラをついにゲットしました。

マニュアルフォーカスからオートフォーカスへの移行期に京セラ/CONTAXが送り出した異端児、CONTAX AX。

これまでのマニュアルフォーカスのCarlzeissレンズはそのままに、フランジバックであるフィルム室そのものを前後に動かしてしまおう!いや、動かしたフィルムカメラです(笑)

CONTAX AX

 

 

CONTAX AX

フランジバックをそのものを前後してピント合わせ。

今のデジタルカメラであればセンサー面だけですが、フィルムカメラ、それもワインダー付きのフルスペックです。

ボディの厚みが野球部の弁当箱

ボディを横から見れば一目瞭然で、この圧倒的ボディの厚みは他に類を見ません(たぶん)。

イメージ的には中にSTが一台入り前後に約10mm前後していることになります。

 

CONTAX AX 横

親指AF

AXの特徴の一つが、この親指AFボタン。

今となっては中級機以上のカメラにはこの親指(位置)AFは定番ですが、先駆けと言っていいのでは?

CONTAX AX AFボタン

AFモードの切り替え

前から順番に

MACRO・・・マクロモード:フィルム室が後退し約10mmのマクロリングを挟んだのと同じ効果があります。

MF・・・マニュアルモード:マクロモードとは逆にフィルム室が前進し、通常のヤシカコンタックスと同じフランジバックとなります。

SAF・・・シングルAFモード:AFボタンの押し込みでセンター1点でオートフォーカスが始まります。

CAF・・・コンテニュアスAFモード:押している間、常に被写体を追いかけるオートフォーカスモード。

AFモーター自体も結構静かで、Macroモードで10mm移動するときは流石に気になりますが、通常のピント合わせぐらいだとほとんど気にならない作動音です。

CONTAX AX

ドライブモードも他機種と同様で多重露光、シングル、低速連射、高速連射、タイマー(2秒/10秒)となっています。

フィルム室

分かりにくいですが、このフィルム室が丸々10mm前後します。

この頃になるとベロをオレンジの装填ラインに合わせるだけで自動装てんされるので楽でいいですよね(笑)

CONTAX AX

この正面左にある丸い所ってなんでしょうか?

リモコンかなにかのIR受信部?

CONTAX AX

作例

能書きはこれぐらいにして作例行きます。

注記が無ければ基本的にAXのAFでピント合わせしています。

CONTAX AX Carlzeiss Planar50mmF1.4 macroモード

CONTAX AX Carlzeiss Planar50mmF1.4

CONTAX AX Carlzeiss Planar50mmF1.4

CONTAX AX Carlzeiss Planar85mmF1.4

85mmF1.4の開放でもしっかりピント合うのは流石ですね。

余裕があったら維持したかったんですが、他の資金繰りの真っ最中だったので、フィルム一本分だけ遊ばせてもらって、次のユーザーの元へ旅立って行きました!(笑)

 

今年の桜の季節はプライベートが忙しくて結局フィルムは1本だけしか撮れませんでした。
というのも第2子が誕生しまして、お宮参り等のイベントが忙しかったわけです(笑)

これからも細々とジャンクコーナーで差を付けろは継続していくので宜しくお願い致します。

CONTAX AX Carlzeiss Distagon28mmF2.8